抵当証券
土地所有者が自分の土地及び建物に抵当権を設定して、これを証券化したもののこと。
日本では長期に固定する不動産抵当貸付債権の資金化を図るため昭和6年に制定された抵当証券法に基づいて登記所によって交付される。
抵当権付債権を表像した証券で、昭和初年における金融恐慌のときに地方銀行のもっている抵当貸付を流動化するために考案された。
現在では実際には、預り証であり、抵当証券に対する持分を示すモーゲージ証券が抵当証券会社から発行され、抵当証券会社の不動産抵当付貸付金融調達の手段として活用される。
58年からの金融商品多様化の波に乗ってブームとなり、取扱業者の参入が激増したが、60年ごろから悪質業者による空売り、水増し評価等の悪用が続発し、62年抵当証券業の規制に関する法律が公布され、抵当証券自体は抵当証券保管機構に寄託されることになった。
関連用語 住宅貸付債権の流動化