空中権・開発権
アメリカ法で空中権(air rights)とは他人の所有する土地に上下の範囲を定めてその空間を包括的、排他的に使用、収益、処分できる権利のこと。
つまり、水平面で切った土地空間の所有権である。
他人の土地や建物の上部に建築したり、高架道路の上下の利用などのため売買や賃貸される。
日本には、このような空間所有権は認められておらず、区分地上権、建物の区分所有権、道路使用許可の方法が用いられる。
アメリカでは、ある地域において用途地域規制の限度まで建築に使用されていない場合、その余裕戸数や床面積を建設する利益を開発権(development rights)とし、これを他の地域に移転して地域規制の許容限度の割増に使用させる州や市がある。
近郊農地等や歴史的建造物の保全のための指定の代償として利用される。
容積率移転の開発権も空中権と称される。